2019年11月23日

少欲知足の教え

与謝蕪村が、追いはぎを弟子に剃りにけり秋の旅と唄った
坊さんが、一人山道を歩いていたら、追いはぎに出会った。「命惜しければ、着ているもの持っているものすべて身ぐるみ置いていけ」と言われ、坊さんは、「はいはい、、こんなものでよければ」と身包み物を男に差し出した。
追いはぎは、うまくいったと山道を急いだが、ふと考えた。あの坊さん、あのさっぱり態度はどうしたものだろう。
あのように物事一切に執着せず、生きることができたらなんと素晴らしいことだろう。と考えると、あの坊さん慕わしくなり、急いで道を取って返して坊さんを追いかけた。
 再び、坊さんは驚き、今度は命まで取られるかもおもいながら、どうしたのかと聞いたら、「わしを弟子にしてくれ、つくづく泥棒稼業がいやになった。」
しばらく考えて、「其れはうれしいことです。私もあなたような弟子がほしいとおもっていました。」
其れは、仲秋の秋、庭には萩の花が咲いていたそうです。
人は皆、ものが欲しがる生き物です。其れを貪ると毒に成り、身の破滅を招きます。ほどほどの人生が、心安らかに暮らせるのです。
ありのままに生きることはむずかしいです

posted by 玉泉寺 at 17:19| 日記